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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

留学の前に “下見留学” は必要か?

 

今日、留学を検討しておられる中学2年生のお父様からお電話をいただきました。

お子様の中3からの留学を検討され、1ヶ月ほど前からご相談をお受けしているお父様です。
お子様がずいぶん前から留学に興味を持たれ、お子さんの要求がより強く、大きくなってきているために、重い腰を上げざるを得なくなってのご相談。という状況です。

今回検討されておられる留学が、お子様のリクエストとはいえ、親御様としても、もちろん反対するわけではなく、よりよい留学が実現するように。といろいろとご検討をしておられるお姿は、とても素晴らしいことで、また、親御様がお仕事等で既に、世界に様々なお友達や、お知り合いを持っておられて、留学の必要性や価値を認めておられることは、私にとっても学ぶことの多い、いつも楽しいお話となっているのです。

そんな中、今日のお電話で、お父様がこんな質問をされました。
「知り合いが、留学の苦労を少し知っておくために、本格的な留学の前に、1ヶ月くらい、事前にちょっと長めのホームステイでもさせたらどうか。と言われているのですがどうでしょうか?」と。

実は、こうしたお話は時々伺います。
ごもっともなお話でもあります。
でも、私はこうしたお話の際には、必ず次のようにお答えするのです。

・ 留学をして長期間一人で海外に暮らすことは本当に大変なことである
・ 想像もしない大変さに出会い、四苦八苦して乗り越えるところに成長がある
・ 子供には大変さの実態までは触れずに、興味と好奇心で「留学をしたい」と思うところが大きな価値だ
・ 若いという事はそういう事だ。大人が先回りして必要以上の警戒心を持たせてしまう事は、子供の挑戦の芽を摘んでしまうことになる
・ 親しても、つらいところを我慢して、あえて、子供にいばらの道を歩ませる覚悟をして頂きたい
・ 「子供が 留学をしたい」ということは、つまり、背水の陣で挑戦するという事で、親として、そのチャンスに恵まれることそう滅多にあるものではない。その機会を是非生かしてほしい。
・ それでも、事前に苦労と成果を事前に体験させたいならば、是非3ヵ月位の下見・体験を

 
親は、子供が苦労をすることを知って、あえて与えなければいけない事もあります。
その経験は、将来子供達に降りかかる、親が関与できない、そして計り知れない苦労に、子供が出合った時に、たくましく乗り越えてゆく力となるからです。
今日の、そのお父様は、私のそんな話を聞いて、短く、こう答えられました。

「そうですか。合点が行きました。」 と。
私はとても嬉しく思いました。
留学に行くかどうかは別にして、子供をたくましく育てる応援団がまた一人増えたような気がしたからです。

それはもちろん親として、大人としての自己満足ではありません。
これから、どんな苦労が待つか想像もできない厳しい将来に向けて、その試練に前向きに取り組み、乗り越えられるであろう子供たちが育つための、最高の愛情だと信じているからです。

 
大場規之
2014.11.25