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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

草木の話

 

今朝、久しぶりに妻が庭に水をまいていました。
ここ1ヶ月、さんざん雨が降り続いていたので、特に水を撒く必要はなかったとは思いますが、2-3日天気が良かったので、久しぶりに撒きたくなったのでしょう。

それを見て、ある事を思い出しました。
お隣の、花や庭木がとても好きなおじさん、80歳を超えた “てっちゃ” の話です。

そして、今年もやがてやってくる、カラカラ天気が続く夏の話題です。
庭いじりの好きな妻が、朝晩せっせと庭の樹木、プランターの花に水を与えるのを見て、“てっちゃ” から、「庭木に水を与えすぎてはいけない」 という注意を受けます。不名誉にも、これまでに2-3度同じご指摘をいただいました m_ _m 。

“てっちゃ”には、我が家のハナミズキがあまり花を付けない事や、生け垣のシラカシの元気が無いのをどうしたらよいかと相談をしたりと、いろいろとアドバイスを頂いておりましたので、水やりの事にも気にかけて頂いているのです。

“てっちゃ” 曰く、
「水を与えすぎると植物は根を張らなくなる。そして、頑張って水を吸わなくなって根が腐る。」
水をやりすぎるのは草木にとってマイナスだ。という事です。

妻と共に、その話を聞いて、もっともな話だと思い、妻もそれを頭に入れつつ水やりをしても、“てっちゃ” から見てそれでも多すぎると思うと注意をして下さるわけです。その加減・・・が難しいのですね。夏の乾燥した夏日が続くとついつい水をあげたくなってしまいますし、水をかけられた草木はともて気持ちよさそうにも見えてしまいます。
なので、“水やりたがり”の我が家に対し、“てっちゃ”の厳しい目が常に光っているという状況なのです。(涙)。

この水をやりすぎる問題の話。

もう一つ、同じような話を思い出しました。イギリス人のポール・スミザーという人です。

まだ40歳半ばの彼ですが、確か二十歳前後に来日し二十数年。日本の草木をこよなく愛して、日本の風土に合わせた野性味あふれながらも調和のとれた、「自然の庭」を作り出す、全国的にも有名なガーデンデザイナーです。

私は、NHKの“ザ・プロフェッショナル”という番組で彼の事を知りました。
彼の作り出す庭園の魅力と、植物に対する想い。植物学的見識等、その奥深さをその番組から知ることができました。

そして、その番組の中で彼がこんなことを言ったのです。
「肥料は与えすぎてはいけない。肥料を与えすぎた植物は “自分で立てなくなる”」

 
水を与えすぎてはいけない。

肥料を与えすぎてはいけない。

 

この二つの話。
植物だけの話では無いですよね。

人の世界でも常に意識をて生きていきたい大切な示唆を含んだ話だと思うのです。
もちろん自分自身にも。

 
乾いた地中でも、少しでも先の土に含まれる水分を吸おうと、精一杯・頑張って根を伸ばしつづける事。
適度なご褒美を得ながら、それを励みに、自立して生きる事。

そんな生き方をしたいものです。

そして、子供達にも、そうした生き方に価値を見出せるように。
また、そうした環境を提供できる親でいたいものです。

 
大場規之
2015.4.25