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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

受験の先の就職活動。 学生選考のスタイルに変化!?

高校も大学も受験のピークを迎えています。
試験を終えてホッとした塾生、追い込みで気を抜けない塾生。
さまざまな受験生の表情がありますが、最後の塾生が受験を終了するまで和田塾の受検は終わりません。
そして、一人でも多くの塾生が第一希望に受かるように全力を尽くすことになります。

 

受験シーズンのピークに、その先の話をすることもナンセンスと思われるかもしれませんが、受験生にもより力強く頑張っていただくために、一つのトピックをご紹介します。

 

受験と共に、もう一つピークを迎えようとしているのは、“大学生の就職活動”です。
“大学生に学習する時間を確保させよう”という事で見直された就職活動のスケジュール。
就職活動は12月1日解禁(エントリーシート提出開始)。以前よりは時期が後ろにずれ、内定が出る(翌年3-5月頃)までの就活期間がかなり短くなってきています。今の時期は“会社訪問から選考の段階へ”という会社が多いようです。

 

学生側の一般像としては、短期間の就活で良い成果を出そうと思うために、できるだけ多くの企業に可能性をつなごうと、エントリーシートを手当たり次第に出す。その数、100社以上は珍しくないと言われています。調査団体によってばらつきはあるものの、エントリーシート提出数は一人当たり平均50-80社だそうです。
そんなに出して、どこに出したか忘れてしまわないか? と記憶力に乏しい私などは心配してしまいます(笑)。
また、エントリーシートの記入が大変なために、親が手伝うケースまであるとか・・・。
ホント大変なことです。

 

一方、そうしたエントリーを受ける会社側はどうかというと、これまた大変で、人気企業の場合、エントリー学生総数は数万にもおよぶとも言われています。この中から自社にふさわしいダイヤの原石を見つけ出さなければならない。これはこれで大変な作業であり難しさがあるようです。

 

こんな中、昨年には2016年春卒生(今の2年生)からは、更にスケジュールを3ヶ月繰り下げる事が決まっています。
つまり就活の期間はますます短くなるという事になります。勉学に打ち込める期間は長くなり、学生の本分からすればよい事とも言えますが、長期的には今の就職選考のスタイルそのものが変わってゆくことが考えられます。

 

そして、一部では、もうすでに選考の方法や考え方に、これまでとは違う流れが出てきているようです。
それは、 「学歴回帰」、「学業成績重視」といった考えです。

 

私の記憶では20年以上前の話(バブルの頃?)、確か当時就職人気トップレベルのソニーだったと思いますが“入社希望の学生に大学名を書かせずに人物で選ぶ”ということで、当時当たり前だった学歴偏重主義に“NO”を掲げました。
この件だけだったわけではないと思いますが、そのあたりから、“偏差値や学歴で学生を見ない・判断しない”という社会的な流れができ(少なくとも表面的には)、今に至っているといってよいでしょう。

 

ところが就職活動が前述のような状況になった今、短期間で膨大な数の生徒を選考する方法として、再び“学歴”や“成績”への注目度が高まってきているという事なのです。
その背景は、難関大学・学部への入学、良い成績を得るという事は、“それなりのハードルを越えてきており、困難な仕事への対応力もある”という、古典的な考えがあるようです。(メディアなどで言葉にされないものとして、背景には、「選考担当者にとってそれが一番わかり易い・説明しやすい」という事もあるのではないかと個人的には思いますが)

 

私はその考えについて、良いとも悪いともいえないと思います。
確かにその考えは正しいとも言えますし、一方、20年以上前にソニーなどが唱えた“学歴で人は測れない”という考えも正しいとも思いますので。
しかし、社会の動きというものは、とかく方向を持っており(特に日本は)、振り子のように、片方に行き過ぎればまた別の方向に戻るという事を繰り返します。
今再び、“学歴重視”という方向に振れるとするならば、しばらくはそれに従うしかないというのもまた事実でしょう。

 

就職に、これまで以上に学歴や成績が重視されるとなると、やはり、中学・高校で学業面での成果を伸ばさなければなりません。

 

今目の前の受検に立ち向かっている学生も、今後そうしたステージに立つ学生も、今後また、“学歴社会・成績評価社会”がやってくることも視野に入れて頑張らなければいけません。
私達も、その認識を新たにし、塾生指導に生かしてまいります。

 

2014.2.10
大場規之