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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

教える教育 教えない教育

 

我が家のツバメの営巣の季節も終わろうとしています。
珍しく今年は2か所に巣ができました。が・・・そのうちの一つは、一生懸命に作った巣ができた直後に、スズメに乗っ取られて、結局は、全く新しい場所に作った場所の巣の、4羽だけが昨日巣立ちました。その新しい巣は、浴室の換気扇フードの上に作った為、ツバメが巣を作って以来換気扇を回さずに来ましたが、やっと今日から換気扇が使えます(笑)。
ツバメには、カラスや蛇だけが敵ではなく、スズメまでもとは知りませんでした。鳥の世界もなかなか厳しいものです。
毎年楽しみにしている、初夏の楽しみも一つ終わりました。

 
さて、
先日、海外で日本人留学生のサポートの仕事をしている、アニキ肌の30代現地サポートデスクの方が、弊社にご挨拶に来られて、次のような話をしていかれました。

「以前は10の内の2つ3つの注意(アドバイス)をすれば、10まで理解して、海外での慣れない生活の中でも、自制し、そのスタッフのアドバイスを生かしながら、有意義で問題のない生活が送れていたものです。
しかし今は、30まで言ってもなかなか10までの内容が伝わらず、懇切丁寧に時間をかけて説明をして理解をさせないと、事故や問題に発展しかねないような行動をする若者が増えています。」

 
そして、この話を聞いていた弊社スタッフが、併せてこんなことを言っていました。
「私も野球が好き、息子たちもその影響で野球をずっとやっているのですが、今の子供たちは、コーチが、〇〇をしろ! と練習の指示や指導をした時に、練習の必要性やアドバイスの内容について、どうして必要なのか、どうしてそうしなければならないかを、一つ一つ言わないと従わない。という状況です。練習や指導のテンポが悪いだけではなく、子供たちがコーチを絶対的に信用できていないといった、人間関係の構築にまで不安を感じてしまいます。昔ならば、コーチから言われれば、まずそのようにしてみて、後になって過去の練習が必要だったこと、アドバイスが今に生きていることなどを感じたものなのに、そうした“まずは言われた様にして、それから考える”という流れが全く変わってしまっている。」

 

 

皆さんはどのようにお感じになるでしょうか?

 
教育には、「教える教育」と「教えない教育」があります。
学校で先生が、生徒にとって初めて聞くことを教えることが「教える教育」です。
魚釣りをしたことの無い子供に、「海で魚を捕ってきなさい。必要なものがあれば言って来なさい」というのが教えない教育です。教えない教育は、子供たちが自らの行動中から自らが学ぶというものです。

今、子供たちは“教える教育(=教わる教育)”に慣れすぎている気がします。
体験的な学びこそが大切であることは言うまでもないと思います。

教える教育だけでは、今話題のAIにとってかわられる可能性も高まるかも・・・
人が人の価値を発揮するうえでも教えない教育環境がより大切になってくるのではないかと思います。

 

2017.06.10
大場規之