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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

アジアの中の日本とアジアで学ぶ英語

 

明日からマレーシアとシンガポールに出張の為、いつもより一日早くブログを書いています。

これまで、ISCでは、数は少ないながらもフィリピンなどアジア圏にも留学生を送り出した経験があります。
そのほとんどは、“アジアで英語を学ぶ”というものです。
「え? アジアで英語?」 と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、フィリピンやシンガポール、はもちろん、そして、マレーシアでも、1967年まで英語が公用語であった影響もあり、準公用語的に英語が広く使われています。

ISCの留学は、ただ単に英語だけを学ぶというよりも、中高生や大学生といった、10代中盤から20代前半の若年層の方々が、様々な生活や文化に触れながら、多くのことを学び身に着ける。また、学位を取得する。もちろん英語を身に着けることは必須条件ですし、治安や学習環境の充実といった面も考慮すると、欧米先進国の英語圏を中心としたものとなる。という流れが基本となって今日に至っています。

しかし、先に述べたように、身近なアジアにも英語を使う国々があり、それらの国々で学ぶという事は、私たち日本人にとって、もっと積極的に考えても良いはずです。
渡航しやすいために旅費も抑えられ、物価も安い国がほとんどですから、留学費用を抑えるといったメリットはもちろん、時差も少なく、食文化も受け入れやすいなど、多くのプラス要因があります。
また、近年のグローバル経済の発展のなかで、アジアの国々の発展ぶりはすさまじく、特に大都市部での生活環境の改善は目を見張るものがあります。日本で生活するのと変わらないような生活が送れるといっても過言ではありません。

もちろん、マレーシアやフィリピンへの留学は、万人に向くわけではありませんが、英語を学ぶという留学の選択肢として、特に大学生以上の皆さんには検討対象に加えても良い環境が整ってきていると言っても良いでしょう。

私は、二十代の後半に仕事でヨーロッパに4年半滞在していました(1990年前後に、フランス3年半、ドイツ8か月、イギリス3か月)ので、ヨーロッパとアジアを比較して見ることがあります。

ヨーロッパ大陸の西ヨーロッパ諸国(昔のEC12ヶ国)に対する、島国だけれども力を持ったイギリス。
アジア大陸の内、東アジアの国々に対する、同じ島国の日本。
といった具合に。

私が前述の4年半の間に、現地の多くのイギリス人やフランス人から言われてとても気になったのは、“アジア人は・・・”と“十把ひとからげ”で日本も韓国も、そして中国も区別なく見られていたことでした。
しかし、考えてみると、日本でも、“欧米人は・・・”と、ヨーロッパどころかアメリカまで一緒にして(笑)、まさに“十把ひとからげ”で見て、表現します。

その一方で、彼らヨーロッパの各国の人々は、ドイツ人はドイツ人として、フランス人はフランス人として、とてもプライドを持って、国の違いについて語り、その違いに誇りをもって生きていることがとても印象的でした。
私たちが、日本人として他国との違いを感じ、誇りを持っていることと同じなのです。

そんな中、ヨーロッパ諸国はECからEUに拡大し、統一通貨まで作ってしまいました。
先に述べたような、それぞれの国民がそれぞれの国を愛し誇りを持っていることを知っていた私は、ユーロ導入が実現したときはとても驚きでした。
しかし、様々な壁を乗り越えて、経済圏として生き残るという大義の為に、現在に至っています。
イギリスのEU離脱。そして、フランスやドイツにみられる、ナショナリズムの声の高まりは、自然と言えば自然であるとも言えます。

私たちアジアを見てみるとどうでしょうか?
アジアの中では、日本が欧米諸国に追い付け追い越せと経済的に成長する中、韓国、台湾が、そして香港、シンガポール、タイ、中国などが追いかけ、現在一部では日本が追い抜かれる、といった状況になっています。

私は、EU各国が、長い歴史の中で、人的交流や経済的な交流を盛んにし、一つにまとまる決断をしてきた歴史を見ると、その良し悪しは様々あるものの、アジアの国々も、平和が続く限り、そうした方向性に向かう事がある意味自然な流れなのだろうと、実感として思っています。

その際に、日本がどのような役回りをするのかがとても大切です。
そして、その日本を構成する私たち一人一人の役割や考えもとても大切なのです。

これから、おそらくもっともっと関係が広がり、強くなる、であろうアジア諸国の中にあって、私たちの子供がどんなプレイヤーに育つのか、または育てるのか。 子供たち本人はもとより、親にとってもとても大切な意思決定がそこにあると言っても良いと思います。

マレーシアなどのアジアで学ぶ英語が、欧米で学ぶ英語とは、また違った意味があると言っても良いかもしれません。

2017.09.09
大場規之