高校・大学・語学の海外留学で進路を支援する学習塾のネットワーク【ISC留学net】

お気軽にお問い合わせください。(ISC留学net本部)

053-449-6661

大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

志望校・・・ここでいい

 

今朝の静岡新聞にこんな記事が出ていました。

「地方公立大 若者流出防止へ/地域活性化の中核に/総務・文科省」

記事の内容は、

総務省と文科省は、地方の公立大学の魅力を高め、若者の地方離れに歯止めをかける対策の検討に乗り出した。地方企業との連携強化を通じ、地方公立大が地域経済活性化の中心として活躍することで、その魅力を向上させ、若者が大都市の大学ではなく、地方の公立大に入りたくなるような環境を作ることなどを想定している。

というものです。

私としては、“両刃の剣” だと、賛成しつつも、一方で心配しています。

これまで、このブログで何度も若者たちの “内向き傾向” を心配し、そこからの脱却をしたいという想いをお伝えしてきました。
今回のこの政府の方向性は、正に内向きを助長するもの、ともいえるでしょう。

外に出さずに、生まれ育った地域の中で、“純粋培養で育てる” することが良いこともあるでしょう。優秀な人材の流出を止めて、地域を愛する人たちを生み育てる。という意味でも良いかもしれません。

しかし、現在のこのグローバルな世界環境の中で、生まれ育った地域しか知らない純粋培養青年が増えて、本当に地域の活性化が実現するでしょうか?
私は必ずしもそうではないと思います。

一度外に出て、戻って活躍することの方が、よほど地域活性化につながるのではないかと思います。 学生には、やはり生まれ育った環境から離れて、他の地域を見てくる機会を、是非得てもらいたいと思うのは私だけではないと思います。

そんな中、もう一つの日経新聞の記事が目に留まりました。

それは、先月末発表された、“代ゼミの事業縮小” がどうして起こったのか。ということについて触れた記事でした。
その、教育産業(塾や予備校などの事態)ついて特集されたコラム記事では、浪人生の減少(=現役志向)や少子化によって、受験生数そのものの減少したこと、また代ゼミの事業展開が、マーケットの希望に合っていなかった。などの内容が掲載されていました。

その中で、現在の受験生の傾向について、こんな分析をした表現がありました。

「・・・中間レベルの生徒の、志望校選びが、『この学校に行きたい』 ではなく、 『ここでいい』 に変わってきている・・・」
というものでした。

私も、正にこのことは思い当たる節があり、その通りだろうと思いました。
しかし、そう思いながら、とても残念な気がしています。

先に紹介した政府方針といい、後者の分析といい、未来ある若者たちの内容なのに、日本の明るい未来を感じさせないからです。

健康な若者には、もっともっとチャレンジングで、枠にはめようと思えば飛び出すぐらいの勢いがほしいと思うのは私だけではないでしょう。

大場規之
2014.8.23