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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

若者よハングリー精神を持て!・・・持て?

昨日(4月24日付)の静岡新聞によると、静岡県内文系トップの静岡県立大学で23日に「県大から世界にはばたこう」というタイトルの討論会が開催されたようです。

川勝平太県知事も招かれて討論に参加し、自らの留学経験を踏まえ「もし留学経験が無かったら、視野の狭い人間になっていたと思う。留学体験の効果は直ぐには感じにくいが10年後くらいからじわじわ効いてくる。」などと、留学の価値をアピールしながら県大学生の海外への興味を促したとの事です。

今回の討論会の開催を、同大学では、「最近海外に出たがらない学生が増えていて、異文化交流の素晴らしさを再認識してもらうため。」としているところも大変興味深い所です。

もう一つ、4月7日から日本経済新聞の1面で、4回にわたって連載された「こもるなニッポン」というタイトルで、日本(人)の内向きの姿勢に警鐘を鳴らしている新聞コラムをご紹介します。

「国内にいると地位の低下に気付きにくい。ところが日本は取り残されている。世界に打って出る姿勢も欠いている。」(4月7日同紙・世界に学ぶ貪欲さ今こそ・より)

「モノの品質にかつてほどの差は無くなった。代わって重要になったのがソフトやシステム、素早いグローバル展開力だ。世界は変わったのに自らの技術優位を疑わず、ものづくりで一点突破しようとする企業はなお多い。」(4月8日同紙・技術への過信捨て外へ・より)

「日本人にとって海外に出るのはローリスク・ハイリターンです。円は強いし日本人は尊敬される。なによりグローバリゼーションは日本人の宿題なんだから。逆に、中国人の留学がどんなに大変か。それでも若者は勉強して留学して世界でキャリアを積もうとする。」
「北京に来てすぐ思ったのは『あ、日本が違うんだ』ということです。良いものも悪いものもスタンダードと思っていた多くは日本独特のもの。『世界の中の日本』は、日本ではわからない。」
(4月10日同紙・世界と磨く人間力・加藤嘉一さんのコメントより)

ここにご紹介したものは、こうした「日本の内向き姿勢」に問題意識を持っている多くの記事やコメントのほんの一部です。
一部からは、「そんな競争競争って言わなくてもいいのに」、「今のままで十分」、「経済だけが全てじゃない」、「何をいつもキリキリしてるんだ!」「幸せは身近な所にあるからいいんだ」といった声がすぐ聞こえてきそうですが。。。

とはいえ、私はこうした記事を目にすると、改めて総論として日本人の、世界的な競争社会で生き残る為の危機意識の低さと、かつてはもっと貪欲であったであろう成長意欲の低さ、といったものへの不安として強い共感を得ます。そして、背景にある共通のメッセージとして常に感ずるのは「日本の若者よハングリー精神を持て!」という事ではないかと思うのです。

しかし、どうでしょう。今のままで良いという(幸せな)日本人にハングリー精神は持てるでしょうか?
残念ながら答えは「NO」の様な気がします。
大半の若者は、今の幸せや環境(決して大きな幸せとは思っていないかもしれませんが)がずっと続くと信じていると思うのです。このままではいつの間にか取り残されてしまうのにも気づかずに・・・

ハングリー精神を持って、外に出て、外国に負けず自らの幸せを何とか手に入れようと必死になっている諸外国の若者のパワーを、日本人である自らが感じ、自らのハングリー精神を呼び起こす手段として、今の日本の教育環境では「留学」が大きな効果を発揮すると信じています。

そして、その為にISC留学センターが若者たちのハングリー精神を呼び起こす一つのきっかけになればそんなにうれしい事はありません。

これまで、月2回和田塾のブログを書いてまいりましたが、この4月から、そのうちの1回を和田塾HP向け、もう1回をISC留学センターHP(ISCnet)向け、として分けて掲載する事になりました。つたない内容ですが、私の思いを綴ってまいりますので其々のHPにてご笑覧頂けましたら幸いです。

ISC留学センターHPの初ブログとして、私の日本の若者に期待する想い、そして留学に託す想いをお伝えしました。

2010.4.25
大場規之