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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

 

日本における春というのはとても大切であり、不思議な季節だと思います。
喜びや悲しみが入まじり、出会いや別れが押し寄せる。
厳しい寒さから、花咲く季節へ。暖かく晴れ晴れとした季節へ。

「日本は四季がはっきりしていて、四季を楽しめる世界でも数少ない国」
とよく言われますが、私はこれまで、ヨーロッパやアメリカにも長期間滞在しながら、それぞれの国の秋や冬、春や夏を楽しんできました。実はひそかに、「どうして四季がある事に、日本がそれほどに強調されるのだろう」 と、不思議に思ってきたものです。もちろん、中東の砂漠地帯や、熱帯地域など四季の無いところもあります。しかし、四季がある国や地域も決して少なくありませんし、四季の長短はあるにしても、それぞれの季節を楽しめる環境を持っている国は多いのですから。

なのになぜ、日本の四季が特筆されるのか・・・

私は、最近、文化的な要素が大きく絡んでいるのではないかと思うようになりました。
特に、正月から春にかけての日本の文化的・社会的な動きは、「春を迎える」という季節の移り変わりを、より強く感じさせるものになっていると感じるのです。

・学校での学年が終了し、桜の開花と共に新学年が始まる躍動感
・卒業によって別れの寂しさを感じた3月から、新入生を迎え新たな喜びに包まれる4月
・人事異動によって新天地で再出発をする不安と期待の新年度
・誰もが身を縮めた寒い冬から、ひな祭りに始まる華やいだ、そして花咲く暖かさにつつまれた陽気
・ 正月とはまた違った意味での、「年度」という社会的な再スタートの昂揚感

などなどが、私たち日本人が作り出す、精神的な背景も持った魅力的な 「春」 を生み出しているのだと思うのです。
この、春があるからこそ、夏も楽しみ、秋を愛で、冬を越える。そうして、四季が、より深まるのではないでしょうか。

海外から見ても、また、外国人にとっても、こうした日本人の四季を感じる感性に接することで、“日本の四季” を見て取るのに違いありません。

そんな、この日本の春において、
残念ながら第一希望の学校に受からなかった生徒もいます。
道半ばにして、希望の進路を変えざるを得ない若者もいるかもしれません。
そうした生徒や若者には、春の喜びを感じる余裕がないどころか、周りの喜びが疎ましく思えることもあるでしょう。

そうした皆さんもまた、きっといつの日か、日本の春を美しいと感じ、喜びを感じる年が来るに違いありません。いや、間違いなくそういう日がやってきます。

今喜びを感じている人も、これからの春に期待をする人も、今は残念ながら春の喜びを感じられない人も、一緒に日本の春を見直してみようではありませんか。きっと、新しい “春への発見” があるに違いありません。

2015.3.10
大場規之