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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

OECDの幸福度指数 発表

今朝(25日)の新聞で、OECD(経済協力開発機構)が各国の国民の幸福度を測定する11項目の「より良い暮らし指標」を発表したとの記事が載っていました。日本は、「安全」「教育」で比較的高い半面、「生活満足度」「健康」の自己評価が低いとこが浮き彫りになったようです。

この「教育」が高いのは、日本の成人の87%が高校卒業レベルの学歴を持つというのが評価されたようです。
が・・・この高等教育について、最近気になっている事があります。特に新聞などで取り上げられる「大学教育の改革、問われる大学教育の姿勢」といった、大学教育関連の記事についてです。

私が、ISC留学netを立ち上げた背景の一つとして、日本の大学教育の在り方に問題意識を持っていたという点があります。
本来学業を磨く為に進学をする多くの大学生が、大学で勉強をした記憶も無いくらい「学び」が薄くなっています。
近年は就職難もあって就職活動と言う悪しき環境によって、学校にもゆかない学生が如何に多いか。これは、学生から更に学ぶ場を奪い、各種経済団体も指摘している様に、子供達が将来グローバル社会の中で生きてゆく上で極めて大きな問題だと思います。

そうした、「日本の大学での学びのあり方」に対して、
より多くの学びを得られる 「留学」 (もちろん本人の努力なくして学ぶことはできませんが)のすそ野を広げようと、全国の学習塾が留学の窓口・相談所となる、ISC留学netを立ち上げたわけです。

私は、日本の大学の質が低いとは全く思っておりません。 「学ぶ環境づくりがされていない」という事が問題だと思います。
自分を振り返ってみても反省しきりですが、大学での宿題やレポートが出されない、出席すらしなくても単位が取れてしまう学校や授業が如何に多いか、もちろん、自分も含め楽に単位が取れて卒業して良い職業につければそれは学生にとってハッピーでしょうが。本当は、そうはしていられない「ゆでガエル」状態になろうとしている事に多くの人々が気付き始めています。

さて、
適切に学ぶ場が与えられない若き優秀な学生が何をするかと言うと、アルバイトです。
サービス業を筆頭に多くの企業は、大学の学生バイトによって成り立っています。
しかも学生だから安い賃金で昼だけでなく夜夜中、または朝まで、日本社会の貴重な労働力として戦力となっています。

これがまた、仕事をしたい高校卒業の若者たち、大学を卒業した若者たちの仕事を奪っている事にもなっている事は、言うまでも無いでしょう。昨今の経済環境からすれば、就学資金を得る為のアルバイトもあるでしょうから一概に悪いと言っている訳ではありませんが、その必要の無い学生まで、あり余った学生の時間とエネルギーを、アルバイトで消費するというのがフツーの学生の姿であるという日本の今の姿は、様々な面で大きな問題を将来に残すと思うのです。

日本の大学が、 “学校の勉強が忙しく大変で、とてもアルバイトなどしている時間が無い”というのが普通になる日が来る事を願っています。これは決して難しい事では無く、社会がそう願い、それを実行しさえすれば、特にお金もかけず、若者の教育にとって大きな改革になると思うのです。
学ぶ為に進学をする(ハズ!?)若者が、学校でより鍛えられ、一方で、就労を希望する若者の就労の場が増え、大学の教育環境もよりレベルアップし、大学そのものの競争力も世界に対して高まる。という好循環が生まれます。

そんな、留学の必要性も減る様な、日本の社会の到来が望まれます。

大場規之
2011.5.25