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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

名門パイオニア

 

パイオニアという企業・ブランドは皆さんご存知かと思います。
私の地元袋井市という街にも以前主力工場の一つがあり、一時は1000人を超える従業員が働いていましたので、とても馴染み深い企業の一つです。

このパイオニアが今経営再建策として、カルソニックカンセイなどの支援を受ける事なども含め検討がはじめられたと一昨日の新聞に報じられました。
シャープ、東芝メモリー部門など、それまで日本のシンボルだったような事業が、事業再建という手術によって次々とその実態が変わっています。今回もその流れの一つかと思うと、次代の流れで避けられないと思う一方で、寂しさや怖さを感じます。

パイオニアは、
1970年代の家庭用オーディオで一世を風靡したものの、社会の本格オーディオ機器離れで事業衰退
その後のレーザーディスクは、カラオケで席巻するも、通信カラオケの台頭で撤退。
さらにその後の、大型プラズマディスプレイは、一時期国内で圧倒的シェアを誇りましたが、液晶ディスプレイに敗退。
近年の稼ぎ頭である後付けカーナビは、スマホのナビ機能の普及によって急速に市場が縮小しています。

私は、このパイオニアの生きてきた道はなかなかまねのできないサクセスストーリーの集合体だと思っています。
決して大企業ではない企業が、限られた資源を集中投資して一つのもの、それはスポット的でニッチなものですが、世界のパイオニアと言わしめる最高レベルの製品を次々に生み出すことはそう簡単なことではないはずです。

先に述べました様に、私の地元に事業所があった関係で、オーディオブームが去って従業員の配置転換や退職者が多く出た時には「もうパイオニアも終わりか・・・」と思いましたし、その工場が大型プラズマディスプレイ製造の巨大クリーンルーム工場に生まれ変わり、活気が戻ったと思ったら、短期間のうちにその工場が閉鎖。「もういよいよ終わりか・・・」ととても残念だった事も鮮明に記憶に残っています。
しかし、その後は、今の砦となっているカーナビ事業が堅調に推移していたはずなのですが・・・、googleというメーカーではない情報会社という伏兵に社命が脅かされているという状況です。

私としては、馴染み深くファンの一人でもあって、今回も、これまでの起死回生の画期的製品を生み出してほしいと願うわけですが、今回は他の力を借りようという事の様です。

こうした“他の力を借りて生き残る方法”が今の事業再建のトレンドになっているとはいえ、“倒れても倒れても、自分の力で何とか立ち上がる”という見本を見せてくれて来たパイオニアであるからこそ、できるだけ他の力を借りるのを少なくし、これまでのパイオニアスピリッツの中で、次を歩みだしてほしいものです。

パイオニアの生きてきた道は、まさに七転び八起き。私自身、その生き方に学び、是非実現してゆきたいと思っています。

たいした応援にもなりませんが、最近CDプレーヤーを買い替えた時、極めてマイナーでしたが、パイオニアのDVDディスクプレイヤーをあえて取寄せてもらって購入しました(笑)。この商品も、マイナーとは言え、専門家の評価も高い極めて高品質でコストパフォーマンスの高いものです。 頑張れパイオニア!

2018.8.10
大場規之