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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

子の成長 と 成功体験

 

7月末に、アメリカ在住の日本人の仲間から以下のようなメールを頂きました。

「豪雨被害のニュースは私達にも耳に入っており、とても心配しています。殆ど天災のないこの地域に住んでいると、日本はつくづく災害が多い国であることを実感します。そして、災害が多いからこそ培われた日本人の性格や知恵について考えさせられ、その中で頑張っている姿にとても感動してしまいます。」

このメールの内容、昔、私がフランスにいた頃に、日本の友人に宛てた手紙と全く同じ内容である事を思い出しました。
もう30年近くも前になる1990-1991年は、台風や雲仙普賢岳の噴火などの自然被害が相次いだ年で、その災害に立ち向かう日本人の姿を、現地の報道でも頻繁に目にし、耳にしました。それらの被害は、今回の豪雨、さらには東日本大震災や阪神淡路大震災程の被害規模ではなかったにしろ、それでも“災害が多いからこそ培われた日本人の知恵や力”など、海外から見ているからこそ感ずる日本人の底力に感動をしたものでした。また、その血を引いている自分も頑張らないと。と自分に言い聞かせたものでした。

戦後の急成長を成し遂げた日本人のタフネスの根源も、そうしたところにあると思いますし、現在も様々な困難が日本を襲っていますが、必ずやそれらを克服し、未来を切り開いてゆけるに違いないと、立て続けに襲ったこのところの災害を見ながら信じつつ、被害に遭われた皆さんの復興を願っているところです。
さて、先週、弊社ISCの女性スタッフがニュージーランド出張から帰国しました。
彼女には5歳になる一人娘の〇〇ちゃんがいるのですが、比較的高齢になってから出産し、ご主人と共に大事に大事に育てて来られた子です。
とてもかわいい子で、自宅も会社に近いために、オフィスにも“子連れ出社”と称して(笑)、〇〇ちゃんも母親と一緒に来ることもあり、母親が仕事をしている間、おとなしく絵をかいたり、本を読んだり、私たちの癒しにもなっているのです。

実は、その女性スタッフは、2年ほど前もカナダに1週間ほどの視察出張に出かけましたが、その時には、当時3歳の〇〇ちゃんを連れての“子連れ出張”でしたが、今回は、子供を家に置いての単独出張です。
今回の出張も1週間でしたが、その女性スタッフ曰く「生まれてこれまで3時間以上離れたことが無い母子」の、初めて経験する、“1週間の別れ”です。

私たちもとても心配していました。
もちろん、ご主人や近くに住んでおられるお祖母様も、さぞやご心配だったでしょうし、初めての長期母親不在という環境で、大変なご苦労をされたのではないかと思います。

そんな中で過ぎた出張の1週間。

出張後初めての出社で、私が聞いたことは「〇〇ちゃん大丈夫だった?」でしたが、
その答えは「それが・・・ムチャクチャしっかりしちゃってるんですよ!」とのこと。
なんでも、〇〇ちゃんが、「ワタシが△△を片付けておいたよ」とか、「次は□□しないと!」などと、それまで聞いたことも無いようなお姉さん状態になったのだそうです。

きっと、〇〇ちゃんも気を張って頑張っていたのでしょう。
ほほ笑ましい一方で、その頑張りがいかばかりだったかと、その大冒険を心から讃えてあげたくなりました。

今回の1週間は、〇〇ちゃんにとって、“お母さんがいなくても自分の力で頑張っていける”というとてつもなく大きな成功体験だったはずで、この成功体験こそが彼女を強くして、“次もできるに違いない”という自信につながってゆくことでしょう。
子どもはこうして成長してゆくのだと、改めて感じたものです。

積み重ねられる成功体験を親がどのように与えられているかが、子供の成長や自立に大きく関係していることは間違いありません。

2018.9.10
大場規之