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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

フィリピン留学

今年の1月にフィリピンでの体験談を本ブログで書かせて頂きましたが、肝心のフィリピン留学について触れる期間が無くズルズルと今回まで持ち越してしまいました。ゴメンナサイ。
さて、フィリピン留学。
ここ2~3年、大変注目されている留学先の一つと言っても良いでしょう。
でも、フィリピンと留学。
ピンとこない方も多いかもしれませんので、まずはフィリピンと言う国の基礎情報を。
人口: 約9400万人
公用語:フィリピノ語、タガログ語、英語
歴史(概略):16-19世紀スペイン領、20世紀前半アメリカ統治、第二次世界大戦後半日本領、戦後再独立
20世紀以降、アメリカの影響が強かったゆえに公用語として英語が使われているところが、英語研修としての留学先にフィリピンを選ぶ背景があります。とはいえ、実際に街中で英語が使われるのは、看板や一部の会話で、完全な英語社会という環境ではありません。
そんな中、どうしてここ数年のフィリピン留学のブームがあるかと言うといくつかの理由があります。
・独特のスパルタスタイルと言う英語研修スタイルの確立
・マンツーマンをベースとした個別英会話指導が安価で受けられる
・英語研修と学生寮がセットされている研修スタイルが多くわかりやすい
・研修のメインエリアがセブ島などのリゾート地で、快適な研修環境のイメージが強い
・発展を続けるアジア地域の活力をフィリピンに感じる若者が多い
こんなところです。
中学~大学生の子供を持つ、親世代では、治安の問題を筆頭に、残念ながら、フィリピンを 「若者たちの魅力的な留学先」 として見る方は少ないかもしれませんが、高校生や大学生たちに話を聞くと、「魅力的で活力あふれるアジアの一つの国」 という見方をしているケースが多く、そのとらえ方の違いに驚かされるくらいです。

実際にどうかと言われれば、マニラなどの大都市を筆頭に、治安も決してよくは無く、たとえばアメリカやイギリスに、一般の家庭にホームステイをしながら語学学校や高校に通う。という留学スタイルはほとんど存在しません。

今注目され、一般的な留学のほとんどは、前述の 「スパルタ」 というスタイルの英語研修です。
スパルタスタイルの研修は以下のような内容です。
学校による若干の違いはありますがほとんどは似たような組み立てになっています。

・外部とは隔離され(塀で囲まれた敷地内やビルの上下階)、 教室と寮が隣接した研修場所
・朝8時ころから夜10時ころまで研修プログラムがぎっしりと組まれている
・ウィークデイはプログラムに従った研修のみで、一般的には外出禁止
・研修はマンツーマンの英語レッスンやグループレッスン、自習などの組み合わせ
・寮では1~4人部屋を選べ食事もすべて提供(個室は少数で高価)
・研修者の大半は韓国人、残りが中国人、日本人など

この研修スタイルは、韓国人が開拓したと言われ、韓国では小学生から成人まで、短期間で集中的に英語を学べる場所としてかなり認知された留学の一つとなっています。 特に、マンツーマンの個人指導が多く受けられる英語の研修がリーズナブルに選べるところに価値が見いだされています。 他の英語圏の英語講師の10分の1と言われるフィリピンの人件費の安さがそれを可能にしているのです。
私は、留学の一つの選択肢としてフィリピン留学があっても良いと思います。
しかし、アメリカ・カナダ・オーストラリアなどの一般的な英語圏の留学とは全く違う事を十分認識する必要があります。
以下のような方には向いていると言えるでしょう。

・社会人が2~3週間の短期間で英会話力を磨きたい
・フィリピンのリゾートを週末に楽しみながら英語を集中的に学びたい
・フィリピンをはじめとした混沌としたアジア文化に触れたい
・他の欧米諸国への留学の前に、短期間集中的に英語を学びたい
・多文化に触れるというよりもとにかく英語を集中的に学びたい

決して万人向けの留学のスタイルとは思いませんが、治安や社会環境のリスクも十分考慮したうえで、これらの希望を持った方々には、良い選択になるかもしれません。

2013.08.25
大場規之