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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

価格が映す日本の停滞

 

“価格が映す日本の停滞・伸びぬ賃金 負の循環”
これは、今朝の日経新聞朝刊の一面トップのタイトルです。
リードの部分は以下の通りです。
「モノやサービスなど日本の価格の安さが鮮明になってきた。世界6都市で展開するディズニーランドの入場券は日本が最安値で米カリフォルニア州の約半額。100円均一ショップ「ダイソー」のバンコクでの店頭価格は円換算で200円を超す。割安感は訪日客を増やしたが、根底には世界と比べて伸び悩む賃金が物価の低迷を招く負の循環がある。安いニッポンは少しずつ貧しくなっている日本の現実も映す」

バンコクで買う日の丸商品のクオリティは高いから値段も高くなるとは言え、100均の商品が日本の2倍で売られているというのは何とも複雑な気持ちです。

私は、サブタイトルである 「伸びぬ賃金 負の循環」のいう部分が、世界のグローバルマーケットを見たときに、日本の抱える大きな問題の一つであることは間違いないと思っています。
実は、このブログの185回デフレと留学(2018年2月10日分、https://iscnet.jp/archives/4590)でも触れています。

ここで触れている問題で、日本がそして日本人が世界と比べて相対的に貧しくなってきているここ20年。
私たちが勧める留学が、コスト面でよりハードルが高いものになってきています。
日本人の所得が上がるどころか下がる中、海外の学校の授業料や生活費が上がることで、20年前の、場合によっては2倍近くの負担感増となっているのです。

この、国レベルの話は、私たちが今何かできる問題ではありませんが、状況を理解しておきながら、そんな状況の中で私たち個人はどのようにグローバル社会に対峙してゆくのかを考え、行動に移さなければならないと・・・今朝改めて気を引き締めながら、新聞に目を通しました。

 

 
ところで、ISC留学netは2009年12月15日にスタートしてもうすぐ10年になります。
10年前の2009年当時は、2008年のリーマンショックで日本は経済を中心に、重苦しい雰囲気が完全に支配する社会環境でした。その中でも、高校生以上を中心とする若者たちは、「内向き傾向が強い」と呼ばれ、チャレンジをせず就職や進学はできるだけ地元で、また、留学などの海外志向は下火になり、留学生数は若者人口減も受けて減少に拍車がかかっている状況でした。

私は、この留学生の減少傾向に危機感を感じて、「内向きの空気が強くても、海外に出やすい環境を整えることと、“内向きを脱しよう!”という積極的な声掛けをすれば、一人でも多くの若者が海外に出てくれるだろう」
と思い、全国の学習塾に声をかけて、現在では46都道府県に95の留学センターを開設させて頂いております。

これからも、こうした全国の拠点の仲間とともに、若者の生きる力を伸ばすために精一杯努めてまいりたく存じます。
これまでの10年間、様々な形で支えてくださった、多くの皆様がおられなければ、今日のISC留学netもなかったでしょうし、今の私も存在していませんでした。
そうして支えてくださった多くの皆様に心からの感謝をしつつ、これからの私どもの歩みにも引き続きお力添えいただきますように、心からお願い申し上げます。

あと少しで迎える令和2年も、皆様にとって素晴らしい年になりますよう、お祈り申し上げます。

2019年12月10日