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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

メディアのニュース性と社会性

 

今月初め、2月2日からの3日間(2/2、2/3、2/4)、
朝日新聞の特集3連載で、ISC留学netからの留学生3名が紹介されました。
特集名は、「いま子どもたちは~飛び立って輝く~」です。

今回取り上げられたのは、不登校や英語嫌いなど、様々なハードルを抱えながら留学にチャレンジした生徒さんたちで、そのハードルを見事に乗り越え、留学で明るさを取り戻し、新たな未来に挑戦する生徒さんや親御様の体験が記事となりました。

掲載は、朝日新聞朝刊(全国版)の「教育」欄で、以下ネットでもご覧いただけます。
(無料会員登録で一日1本全文が読めます)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14350516.html
https://www.asahi.com/articles/DA3S14350622.html
https://www.asahi.com/articles/DA3S14352346.html

ISCのサイト https://iscnet.jp でもPDF縮小版で少し見にくいですが掲載していますのでご覧ください。

さて、これまでも何度かいろいろなメディアでISC留学netの事業や私自身のことを取り上げていただきましたが、私がメディアの記者さん(特に速報性の必要な新聞の)とお話をする時に特に気にしているのは、自分の情報に “ニュース性と社会性” があるかどうかです。
つまり、記者の皆様が日々取り組んでおられる、“今社会が必要としていることをタイムリーに読者に届ける” という使命に対して、どのように応えられるか、役にたてるか、という事です。

今回も幸いにして、教育関係にずっと取り組んでこられた記者さんに、必要とされる情報をご提供できて本当に良かったと思っていますし、この記事を読まれた方が、新たな可能性に気がついたり、チャレンジしようと思っていただければ、何よりだと思っています。

それでは、この記事のニュース性と社会性について考えてみると、
今は卒業シーズンで親も子も進路に敏感になっているという時期であること。(ニュース性)
そして、その進路選択の時期に様々なハードルを抱える子供や親がますます増えている現在、進路選択の幅を広げる可能性を、メディアとして例示するという社会的価値(社会性)があるのではないかと思います。

 

 
ところで、
新聞やテレビ・ラジオのニュースや様々な番組のコンテンツも、こういう見方をしてみると、多かれ少なかれそうした同様な背景で世に示されているケースが多いことがわかります。

しかし、10年20年という比較的長期の流れ、そしてここ数か月といった短期の流れを見ながら私が感ずるのは、それら二つの要素のうち、“社会性”に対し、“ニュース性”のウェイトがどんどん高まり、強調されているような気がしてなりません。

SNSなどにより、世界各地の、昔は見逃されてきたような情報までも、無数の情報が発信され、世界中が大小問わずニュース(=新しい情報)で埋め尽くされている状況はだれしも認めるところです。 決して社会性を軽んじなくても、あまりにも膨大なニュースの海にいると、日々のニュースに翻弄されて、社会を深堀りする意見や情報に疎くなってしまうことは自然の摂理といってもよいかもしれません。

そうなると、表に出てくるニュースや情報が、これまでのメディアが重視してきたニュース性と社会性のうち、社会を掘り下げてゆく情報や考えが軽視されていくような可能性が危惧されます。

今回朝日新聞で取り上げていただいた記事も、どちらかというと、ニュース性よりも社会性の比重が高いものといってもよいでしょう。

こうした重みのある情報が、ネット情報のように “検索したり探したり” しなくても、“ちょっと気にしていれば目に留まる一般情報” として存在し続けてもらいたいと願っています。

ネット情報が氾濫し、SNSに比重が移っている情報社会。
これまでのメディアが担ってきた大切な役割(=社会性の発掘)がこれからも残り続けてほしいと思うのは、私が歳を重ねたからだけではないと信じたいです。

 

 
2020年2月10日

大場規之