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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

横田滋さんが教えてくれたもの

 

我が家のサツキが例年と変わらず綺麗に花を咲かせています。
新型コロナの影響で世界中が大変なことになっていますが、自然界では着実に季節が変わりながら、変わらない美しさを見せてくれていることに安らぎを感じます。

一方で悲しいこともありました。
今年も作ってくれたツバメの巣ですが、ヘビに襲われヒナは全ていなくなってしまいました。
ヒナが死んでしまった巣に、しばらく親鳥が来ていましたが、それも二日ほどであきらめて来なくなり、弱肉強食の自然界の掟を見せつけられました。

さて、
自然界や人間社会での様々な出来事がある中での横田滋さんの訃報。
その日が来てしまうことはある程度覚悟ができていたものの、現実のものとなった今、改めての残念な気持ちでいっぱいです。

ミレニアルと騒がれた2000年を目前にしていたころと記憶していますが、この拉致問題を知ることになりました。
そして、その頃幼稚園に通う可愛い盛りだったわが子達に重ね、
“もし自分のこの可愛い子供がある日突然いなくなり、後日北朝鮮工作員に連れ去られたと知ったら・・・”
自分だったらどうだろうか・・・と考えて、身震いしたのをつい最近の事のように思い出します。
めぐみさんが私とほぼ同年代という事も事件を身近に感じさせた一つでした。

突然子供が姿を消す・・・
幸せな日常が一転・・・
子どもを探し続ける日々・・・
拉致?・・・
北朝鮮との闘い・・・

私の幼稚な想像をはるかに超えた苦痛や落胆があったことでしょう。
どんなにか最愛の娘さんとの再会を夢見たでしょうか。。。

それ以降、私たちが平和に子供たちとの触れ合いが継続できていることに感謝しながら、横田さん達の活動が報道されるたびに心の痛む思いを重ねてきました。

また、それと同時に、親子が普通に暮らせることの幸せや、親子の絆の深さを常に考えるようになりましたし、新聞やテレビで見聞きする子供たちが巻き込まれる事件や事故にも、それまで以上に悲しみを感ぜざるを得なくなりました。

拉致問題だけでなく、戦争や紛争、事件や事故でも、親子が突然引き裂かれてしまう事があります。
横田さん達の活動は、親子の絆の強さを改めて教えてくれたと同時に、それを引き裂くような事が決して起こってはならない事を、全人類へのメッセージとして伝えてくれました。

奥様の早紀江さんのお話もいつも胸に刺さります。今では安倍総理との親戚関係なども話題になっており、それが今回の不幸な出来事に関係したかどうかはともかく、純粋に、親が子を思う気持ちの深さを学ばせて頂きました。 滋さん亡き後も活動は続けられるとは思いますが、伴侶をなくされた悲しみもまた早紀江さんが背負われるのですね。

今は滋さんへの哀悼の意をささげるしかありません。。。

2020年6月10日
大場規之