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大場代表
ISC留学net代表兼LHE取締役会長
大場 規之OBA, Noriyuki
毎月10日更新

生きる力を考えた。。。

 

ひょんなことから半年ほど前に放送されたNHKテレビの再放送を見ました。
昨年12月に公表された、国際学習到達度調査(PISA)の結果、日本の高校生の読解力の国際順位が15位と低迷したことを受けて作成された10分程度の特集でした。
番組では、
読解力は本当に低下しているのか?
読解力を今後高めてゆくためにはどうしたらよいか?
読解力の向上に取り組んでいる学校の取り組み、
などが取り上げられました。
私はその中で最も印象に残っているのが、読解力向上の特別指導を受けている高校生の次のようなコメントでした。

「・・・文章を読み、理解して、それをまとめて発表したり、クラスの中でその感想の違いについて討議するトレーニングを受けているが、先生からは、こうした授業はこれから自分たちが暮らしてゆく上での“生きる力になる”と言われている。自分も実際に文章を理解して表現することはこれから生きてゆく上でとても大切なことだと思うし、少しずつその力がついてきていることで自信につながっている・・・」

いかがでしょうか?
私は、この生徒の問題意識の高さと、学生としての真摯な姿勢にも感動をしましたが、その内容については、まさにその通りで、そうした指導をしておられる学校や先生の魅力まで伝わってきました。
一人でも多くの指導者がこうした想いを持って、一人でも多くの生徒の読解力の向上に取り組んでほしいものだと思いました。
さて、そんな話を聞きながら、
ふと、このブログの中で何度も「生きる力」という言葉を頻繁に使い、特に、“留学道”という考えもPRしながら(https://ryugakudo.jp/)、“生きる力をつけるためにも留学を!” と想いを伝えようとしてきたことを思い出しました。

そして、先に出てきた読解力を高めることで得られる“生きる力”と、私が言葉にしてきた“生きる力” とは、広義でのその意味は共通でありながらも、具体的な、狭義では少し違いがあることを、あらためて考えてみました。

前者を、
「読解力アップで得られる “文章理解力と表現力” が生きる力となる。」
とするならば、留学で得られるそれは何でしょうか?

言葉や文化が違う海外で、それまで得られた保護者や友人の直接的な助けからも離れ、孤軍奮闘する留学。忍耐力、適応力、自立心、コミュニケーション力、言語力・・・などを伸ばすことができることは、先に触れた留学道のHPでも触れています。つまり、非常に多くの成果が生きる力につながっていることを言ってきました。
しかし、これらを一言で表現するとどんな言葉になるでしょうか?
いろいろと考えてみましたが、私が現時点でベストと思える言葉は、“課題解決力”です。

つまり、
「留学で得られる “課題解決力” が生きる力となる。」
ということです。

こうして考えてみますと、“生きる力” は、そこに含まれる基礎的な力の集合体であることに改めて気づかされます。そして、留学は、その基礎的な力の内 “課題解決力” を伸ばせると考えられそうだという事です。

課題解決力は、基礎的とはいえ総合的な力ですからテストをして評価したりその力を簡単に表現することもできません。また、日本にいても、そして日々の生活の中でも、常に養おうと思えば養えるものです。
“この点数があなたの課題解決力です。昨年よりも10点上がりましたね。” と簡単測ってもらえると、日本にいてもその力を伸ばすために頑張ろうとする子供たちも増えるかもしれませんが、そうではないがゆえにあまり注目されることはありません。
しかし、この力はとても大切なもので、ビジネス社会で活躍している方々、生き生きと日常を暮らしている方々などなど、充実した生き方をしている方々の多くはこの課題解決能力が高いと思うのは私だけではないと思います。
新型コロナの影響で、海外の様々な国も、そして日本も、国境封鎖的な状況が続いており、海外留学をしたくてもできない環境になってしまいました。少しずつその状況は改善しているとはいえ正常化するのがいつなのかまだ先が見通せない中にいます。

留学でこの課題解決力を伸ばしていただきたいのは私の願いであることはもちろんですが、留学しなくても、この力を伸ばそうと思って生きるだけでもその力はより養われてゆくはずです。
留学をしたくてもできない今、少しでも多くの子供たちが、この気持ちをもって日々の生活を送ってもらいたいと願っておりますし、もちろん、ついこの前まで、今年の初めころまでは当たり前だった、世界の人々やモノの往来が自由にできる日常が取り戻されて、留学に飛び出せる子供たちが増えることを願ってやみません。

 
2020年9月10日